Wednesday, April 19, 2006

China/organ harvesting

HK Patients Told to Go to China for Kidney Transplants While Supplies Plentifulepoch times

中国で宝輪功の信者が虐待を受けた上、その臓器は移植用として商業的に利用されている、という話題は大紀元では前から報道されていました。香港の患者も中国本土に行けば臓器移植できるよ、と言われていることからその報道の真実性の補強証拠になろう、というわけです。。これに関しては David (といっても出人氏ではない)、McNeill氏が、日本人が中国へ臓器移植に行っているということに関してどちらかといえば批判的に報告していました。David
まず、
大紀元の報道が真実ならば、中国は即刻そのようなことはやめるべきなのは当然です。
臓器移植を受けることの可否については、
1)臓器提供に関して法的、道義的な問題があったか、
2)あったとして、被提供者はそれを知っていたか、が問題になると思います。
本件では、1)に関してはまだ、確定的ではありません。
もっとも、ある程度確実な情報があり、それが公知あるいは、何らかの理由でそれを私的に知ることになった段階で提供を受けることはやはり道義的に問題が生じ得るように思います。強いて言えば、利用を受けることによって犯罪を助長するおそれがあることでしょうか。
また、過去に論じたように、医療現場、あるいは、捕虜・囚人やなどは容易に虐待が起きやすいことに鑑みれば、かなり厳しい制限のもとで臓器提供がなされていなければ、倫理的に問題にしてもよいようにも思えます。

もっとも、David氏が主に韓国人読者むけの英語メディアでまず中国の問題としてではなく、日本の問題としてこれを取り上げたことはいかがものでしょうか。



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